2015年度「真宗基礎講座Ⅲ」開催報告
2015年度「真宗基礎講座Ⅲ」が開催されました。
この講座は真宗門徒としての基礎を身につけると共に、所属寺の法座、組主催の研修会への参加が推進されることを目的としております。
今回の講座が、今年度「真宗基礎講座」連続3回の最終回となります。
日 時:2016年1月16日(土) 13:00~16:00
会 場:札幌別院
講 師:圓浄 秀康 先生 第4組円乗寺住職
テーマ:「お念仏の生活~月忌・法事の意義~」
参加人数:40名
参加寺院数:12ヶ寺
報告
関係各位のご協力を賜りながら、今年度の「真宗基礎講座」を無事開催することができましたことを、御礼申しあげます。
講義では、昔は家族から仏事について聞いておられたことを踏まえながら、先生自身が日ごろの法務をまわられる中で、今日仏事について知らない人が増えていることを痛切に感じられていることをお話してくださいました。お仏事について先生から、「ご法事は、ただ亡くなられた方をおがむのではないのです。真宗では、私を励まし、仏道に勧めて下さるはたらきを「諸仏」とお呼びします。故人が諸仏となり、私と阿弥陀様の手を取り合わせて下さるのです。」と、自分の学びや歩みが問われていることを聞かせていただきました。また、「本当の喜び、満足と向き合う、それがお念仏の生活ではないですか?」という問いかけから、お念仏の生活の意味を改めて考えさせられました。
座談では、「仏様に成るとはどういうことか。」、「死後の行き先はどうなるのか。」、「ご本尊様に手を合わせるより、亡き人に手を合わせてしまう。」など、日ごろ感じている疑問や戸惑いを参加されたお一人お一人が声にして頂いたことは、僅かな時間ではありましたが、この3回の研修でのつながりを感じさせていただきました。
今年度は、会場の準備をスタッフが集まって前日に行なうなど、前年度の反省を踏まえながら進めてきました。逆に、2年目をむかえ、スタッフ同士の確認不足など、参加された皆様にはご迷惑をおかけしたことと思いますが、次年度にむけてスタッフ一同、気を引き締めて当たっていきたいと思います。
最後になりましたが、土日開催の連続講座でありながら、快く引き受けてくださいましたご講師の圓浄先生、足もとの悪い中、早くから受付を担当していただきました推進員協議会の皆様、助言スタッフとして関わっていただきましたご住職の皆様のご協力のもと開催できましたこと、感謝申し上げます。
今回も身近な話題を用いながら優しくお話しをされる円浄先生
亡き方との大切な関係性を丁寧にお話しくださいました
真宗基礎講座全3回、今年度最後の講座に沢山のご門徒さん方に参加いただきました。