2022年度 真宗基礎講座 事業報告
2022年度 真宗基礎講座Ⅰ・Ⅱ 活動報告
真宗基礎講座Ⅰ 令和4年10月22日(土)
テーマ「うちの宗派の教えはどんな教えか」
真宗基礎講座Ⅱ 令和4年10月29日(土)
テーマ「お経にはどんなことが書かれているのか」
講師 宮本尊文氏(顯浄寺住職)
会場 札幌別院大広間
参加者 真宗基礎講座Ⅰ 16人 真宗基礎講座Ⅱ 10人
今年度は『真宗基礎講座Ⅰ』が16名、『真宗基礎講座Ⅱ』が10名の方に参加をいただいた。当事業は「お寺にご縁を持ったばかりの方や、お寺に足を運び始めたばかりの方。これから所属寺において、ともに聞法生活を歩んでくださる方」を参加対象とし、講師の宮本尊文先生には短い時間の中ではありますが開催趣旨、テーマを丁寧に踏まえての講義を頂戴した。
『真宗基礎講座Ⅰ』では、「如何なる世において、何者たる自分が、どのような態度決定をするか」ということから五濁の世、末法の時代ということに真摯に向き合われた方が親鸞聖人であり、諸々の仏の救いの対象からもれた者として本願念仏の教えこそが本当の拠り所であり、そのことを促してくださっているのが宗祖としての親鸞聖人であると教えていただきました。『真宗基礎講座Ⅱ』では、無三悪趣の願についてお話いただき「自分がいる場所、自分の内容ということを一つ、一つ教えてくださるのが経典の中に説かれている言葉となります」とし、聞法と念仏の継続ということをわかりやすく教えてくださいました。
今年度の『真宗基礎講座』も感染予防の観点から班別座談を行わず、参加者から頂きました質問用紙をもとに全体座談とさせていただきました。その中で『恩徳讃』の歌詞についての質問があり、『真宗基礎講座Ⅱ』の講義の中でそのことに触れてお話していただいたことが印象的でありました。課題としましては参加人数によって班別座談に切り替えるなど臨機応変に対応することが、企画する段階で協議する必要があったように感じました。
今年度の『真宗基礎講座』は例年にはない1週間という間隔で連続講座が行われました。参加者にとっては間隔をあまりあけないことで参加しやすかったという意見もありますが、講師の先生のご負担は大きかったように思います。次年度以降の課題としまして連続講座の意義を部門内で確認し、協議していく事が大事であると感じました。
(報告書:奥村翔)