2015年度「真宗基礎講座Ⅱ」開催報告
2015年度「真宗基礎講座Ⅱ」が開催されました。
この講座は真宗門徒としての基礎を身につけると共に、所属寺の法座、組主催の研修会への参加が推進されることを目的としております。
今回の講座Ⅱは、お内仏(お仏壇)についての学習をテーマとしており、ご門徒の皆様にとって身近でとても大切な学びとなりました。
日 時:2015年12月12日(土) 13:00~16:00
会 場:札幌別院
講 師:圓浄 秀康 先生 第4組円乗寺住職
テーマ:「お内仏の意義とそのかざり方」~お内仏のお給仕~
参加人数:43名
参加寺院数:12ヶ寺
スタッフ数:22名
報告
ご門徒が仏壇ではなくてお内仏といただいてきた意義について、ご講師の円浄先生からご法話を聴聞させていただきました。
「仏壇」と「お内仏」の違いについて先生は、「お金を払えば買うことができるのが仏壇です。お内仏は、ご荘厳することによって私たちの身の事実を明らかにしてくださる存在です。だから、お内仏は、いつでも私たちにはたらきかけてくださるのです。このはたらきに合掌し、お念仏をいただき、わが身の頭が下がるとき、はじめて仏壇がお内仏となるのです。」と自らの出会いを通しながらお話ししていただきました。またご荘厳について、私がしているのではなく、どこまでも仏さまのはたらきとしてのご荘厳であることを押さえられ、私の方向を向いていることを確認させていただきました。
座談会では、今回五班にわかれて進めさせていただきました。先ず、スタッフから、ご本尊について、お念珠の持ち方、お焼香の作法について確認がなされ、その後の座談では、日ごろ疑問に思っている事柄について活発な質問や意見が交わされました。短い時間ではありましたが、参加者とスタッフが共通の課題について話し合えたことは有意義な時間だったと思います。
基礎講座も残すところ一回となりました。お陰さまで、今年度は天候も落ち着いた中での開催となりましたが、足元の悪い中、多くのご門徒さんが参加していただいております。また、土日開催でありながら、推進員連絡協議会の皆様や、助言スタッフを快く受けていただいたご住職様のご協力を得てここまでやってきました。スタッフ一同、二回の反省を踏まえながら、第三回目の基礎講座を迎えたいと思います。宜しくお願い申し上げます。
参加者の皆様に少しでも分かっていただけるよう、身近な話題を用いて、丁寧に丁寧に講義をされる圓浄先生
たいへん多くのご門徒の皆様にお集まりいただきました
身近で大切な「お内仏」の学びを深めます
参加者が5つの班に分かれての班別座談会の様子
日頃の疑問を積極的に質問し、皆で話し合います
今年度「真宗基礎講座」の最終回でもありますので多くの皆様のご参加をお待ちしております。