2015年度「真宗基礎講座Ⅰ」開催報告
2015年度「真宗基礎講座Ⅰ」が開催されました。
この講座は真宗門徒としての基礎を身につけると共に、所属寺の法座、組主催の研修会への参加が推進されることを目的としております。
日 時:2015年11月29日(日) 13:00~16:00
会 場:札幌別院
講 師:圓浄 秀康 先生 第4組円乗寺住職
テーマ:「親鸞聖人の歩み」
参加人数:40名
参加寺院数:10ヶ寺
スタッフ数:20名
報告
真宗基礎講座Ⅰの長年のテーマであった「真宗とは ~ 私達の真宗~」から、今年は「親鸞聖人の歩み」という新たなテーマのもと、ご講師の円浄先生に講義をして頂きました。
講義では、宗祖親鸞聖人と言われると、「聖」(ひじり)と呼ばれる高僧にように思われがちです。しかし、そうではなく親鸞聖人は私達のように苦悩をされて、その苦悩の中で「生死出ずべき道」を必死に求められて仏道を歩まれた方であることを再確認させていただきました。また、仏法を聞いて何か立派な人になっていくのではなく、苦悩を隠さずに生きてきた方であるからこそ親鸞聖人は「宗祖」であると、譬えを交えながら伝えていただきました。
座談会では、「宗祖に続いていく人はいないのか。」「私たちの生活と親鸞聖人の呼びかけがどう関わっていくのか。」など、参加者から率直な意見や問いがあげられました。どの班でも時間が短く、決められた時間内での座談の進め方についても再吟味する必要性を感じています。
反省としては、初めて参加する方が多いことを意識して、勤行の説明や念珠の扱い方、同朋手帳の説明などが不十分であったことが、終了後の反省会で取り上げられました。また、部門として2年目を迎え、部門員一人ひとりが何をなすべきかを考えて行動をすることが問われる中で、何気ない行動が会の進行を妨げること、現場で思うように身が動かないことも痛感させられました。一方、会場の準備を前日に行なえたことによって、当日余裕をもってあたることが出来ました。
今後とも、部門員の連携を密にしながら、指摘された事柄を確認して進めていきたいと思います。
これからの、基礎講座も宜しくお願いします。
参加者の方々に丁寧に語りかける圓浄先生
講義の要点は板書を使って確かめながら
熱心に圓浄先生のご講義に耳を傾ける参加者の皆様方
身振り手振りを交えてのお話しに聞き入ります
一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。