2023年度青少年部門「青年の集い」
テーマ
そうだ、お寺に行こう!
〜 ゆるやかに聞く、普段聞けない仏教のはなし 〜
悩みがあってもええんちゃう?
日時:2024年2月18日(日)15時30分〜17時30分
会 場:札幌別院大広間
講 師:波佐谷 見英 氏(厚岸町・正念寺候補衆徒)
参加者:27名
20代から40歳くらいまでを対象とした青年の集い。おかげさまで、昨年より参加者が増えた中での開催となった。最初に札幌別院旧御堂にて勤行と開会式が行われ、その後ご講師の波佐谷見英先生に40分程テーマをもとにされたご法話をいただいた。ご法話の中では「浄土」について「誰しもが安心して満足していける世界」「悩みを抱えながら安心して歩んでいける道」とおさえられ、その後に「悩みはいろいろな事を深めてくれるところに大事なものがある」と話され、参加者一同、真剣に聞き入っている様子であった。法話終了後は、7〜8名くらいを1つの班としたグループトークが行われ、「悩み」という事について、参加者の方々からの様々な視点によって、活発に話し合いがなされていた様子であった。終了後は場所を移し「つぼ八」にて懇親会。青年の集いに初めて足を運んだ方も、昨年から続けて参加された方も、スタッフ一同も大いに盛り上がった。開催した日は日曜日。次の日にお仕事を抱えた方もたくさんおられたとは思うが、皆さんとても元気であった。青年層におけるお寺とのご縁づくりが願われて行われた青年の集いであるが、終わってみればとても充実した会であった。参加呼びかけはなかなかエネルギーのいる事ではあるが、これからも続けていくべき教化事業であると思う。そういえばグループトークで、「お寺に悩みをどうにかしてもらおうとは思っていない」「私は悩みを気にしない性格なので悩みはない」という言葉が複数の方から出た。お寺の中だけにいるとなかなか聞けない言葉である。お寺に属する私たちは、内外の様々な声に耳を傾けなければならないなと感じたものである。
報告者:小川 如俊