2022年度青少年部門『青年の集い そうだ、お寺に行こう!』
テーマ~ゆるやかに聞く、普段聞けない仏教のはなし~
日時:5月20日(土)15時半~20時
会場:真宗大谷派札幌別院(旧御堂、大広間)
講師:小川大授氏(北見市東相内町 乗光寺、北見大谷幼稚園園長)
内容:お話・グループトーク・懇親会
参加者:教化執行部3名・部門員6名・参加22名
5月20日に別院で青年の集いが開催されました。講師に北見市乗光寺小川大授氏をお迎えして、ゆるやかに聞く、普段聞けない仏教のはなしをテーマにお話いただきました。
前回、前々回の青年の集いはコロナウイルス感染拡大防止のための観点からZOOMを活用したオンラインで開催した為、対面での研修会は実に3年ぶりとなりました。
小川先生によるお話は最初に「仏教は人間の苦悩とどう向き合っていくかという課題によって生まれた教えであり、お寺とは仏様に自分の人生の荷物の持ち方を教わる場所である」と浄土真宗のお寺のありかたについてお話しいただきました。続いて、「私達の苦悩の多くは人間関係にあり、その人間関係を円滑にする為にありがとう、ごめんなさいと言えるような道徳心を教わっていこうとするけど、その私に向けられていたはずの教えが次第にその事を自分ではなく他者に求めていくような生活になっていく」という問題を自身の生活の体験を元に参加者にお伝え下さいました。また、「そんな私達の姿に仏様が願っているのは慈悲の心をもって抜苦、与楽という事だがそれは単に苦しみがなくなる事ではなく私達の姿が悲しい姿であるという事に目覚めさせる事だ」と力強く仏様の願いを説いていただきました。お話の最後に「今日のお話を聞いて自分も気を付けようと思った方がいればうれしいのですが必ずその事を忘れていきます。私もそうなんです」と自身の姿を赤裸々に語られました。
その後はグループトークを行い小川先生のお話の感想や疑問、普段の仕事の生活について語り合いました。
最後に講師の小川大授先生には青年層世代向けの研修会にご出向・ご教示いただき、深く御礼申し上げます。また、次回の「青年の集い」が今回参加者・次回参加者ともども足を運びやすいような研修会を企画・開催出来るよう、青少年部門一同で協議していきたいと思います。
(報告者:境川隆彰)