寺属教化部門『寺属学習会』
日時:12月8日(木)・12月9日(金)14時~17時
会場:8日北海道教務所(講堂)・9日札幌別院(本堂)
講師:鬼頭 武志 氏(本廟部式務所堂衆)
講題:「儀式から学ぶ真宗仏事の回復」
内容:講義(web併用)・実技講習
参加者:8日 執行部4名・部門員4名・現地参加14名・web2名・副組長(2名)
9日 執行部4名・部門員4名・現地参加15名・副組長(1名)
計28名 24ヶ寺
上記の日程で寺属学習会が開催されました。講師の鬼頭武志先生をお迎えして、声明概説・声明作法・鏧作法・外陣出退作法・給仕と荘厳を実技指導を交えて教えていただきました。
初日は北海道教務所にて行われ、声明概説では東西分派後の声明の歴史とその後の大谷派の勤行の歴史についてご講義いただきました。次の声明作法は日常的に勤めている同朋奉讃の念仏と和讃、回向の注意点など、日常でなかなか気づくことのできなかった細かな部分を確認できました。
二日目は札幌別院本堂にて鏧打法と撥捌きの作法について学び、次に外陣の出退作法を実際に数人ずつ出仕をしながらご指導いただきました。最後に御本堂の内陣のお給仕とお荘厳の仕方をテキスト「真宗の儀式」を参考に本山にてお伝えされている仏具の扱いや荘厳する時の留意点などをお話しいただきました。
日常で確認することなく自分のやりやすいように勤めていた儀式を伝統に則った形で再確認することによって、自身の不手際や誤解を教えられる学習会となったと感じました。
最後に本山よりお越しいただいた鬼頭武志先生、参加いただいた皆さまに御礼を申し上げます。ありがとうございました。