同朋部門「前期教習」報告
教化事業報告書
部門名:同朋部門
研修名称:「真宗同朋会運動推進員 前期教習」
開催期日:2022年3月27日(日) 13時から16時迄
講師:白山 敏秀 氏 (第4組 生振寺)
テーマ:「真宗同朋会運動推進員の心構え」
会場:東本願寺札幌別院 大広間
参加人数:14名
スタッフ人数:部門員4名、執行部5名
「推進員」となるべく前期教習が開催されました。「後期教習」に参加の14名が、同行して頂く講師の白山敏秀先生により「推進員の心構え」というテーマで講義を頂きました。
講義では、「真宗同朋会運動とはほかの誰でもないこの私への問いかけの運動」であり「念仏者の一員になる」ということ。また「推進員」の推進という意味を真宗の教えに基づきながら「誰が何を推進するのか」ということをお話して頂きました。
推進員とはお寺の寄り合いに、誰かをお誘いするということではなく、「私が私を推進してゆく」つまり、「私が、私の同朋会という真の生活を取り戻してゆくことであり、そのことを推進する一人(いちにん)になるということである。」また、「真の〝同朋会〟とは、私のなかに〝同じ方向〟向いて歩んでくれる〝朋〟が誕生するということ」と教えて頂きました。
座談会では、「後期教習」に向け、参加者同士が関係性や連帯感を持てるよう、前回の『お内仏のお給仕』と同じ班別形式と班員で行われ、講義内容、推進員について話し合われました(写真参照)
座談会の話し合いで、「推進員」とは、他者を牽引し何かを推し進めてゆかなければならない役目と頑なになっていた。先生の講義の〝推進員とは、私が私を推進してゆくことである〟とのお言葉に、それぞれの思いが破られたようでした。
時間が限られ、もう少し話し合いたかったとの声もあり、後期教習での座談の盛り上がりが期待されました。
前期教習は、講師、スタッフと参加者で信頼を作る大切な時間であります。改善点があるとすれば、後期参加経験者とスタッフがよく話し合い、前期・後期が相乗してゆくような日程を作ることと感じます。そうすることでより良い前期の教習となると感じました。
報告者:同朋部門部長 佐々木 強