2021年度 青少年部門 青年の集い
2021年度 青年の集い
そうだ、お寺に行こう!
開催日時:2022年 2月26日 14時~16時
会場:各自宅(ZOOM)
テーマ:「安心」~ブッダは私たちの悩みにどう答えるのか?~
趣旨:青年層世代の方々と共に仏法聴聞し、普段はなかなか話せないような、生きていく上での悩みや問いを語り合えるような研修にし、青年層の方々と関わりをもつ研修会を目的とする。
講師:加来 雄之 師(親鸞仏教センター客員研究員)
参加人数:27人
今年度の青年の集いは、コロナウイルス感染拡大防止のためZOOMでの開催と致しました。参加者含め部門員、執行部それぞれ自宅にてお話を拝聴しました。
お話では、仏教の影響を受けたといわれる赤塚不二夫氏が書かれた、アニメ・天才バカボンの「これでいいのだ」という言葉に触れながら「安心」や「不安」ということを仏教の視点でお話してくださいました。
先生は「これでいいのだ」という言葉を「あるがまま、ありのままを受け入れる」と受けとめられ、仏教とは「ありのまま」の目覚め「事実のままに」生きるという実にシンプルで原則として神秘的なものは何もない教えであり、この真実に目覚めた人がブッダであるということを教えてくださりました。しかし「ありのまま、になれないのが私たちです。私たちは誰も思いはからいと価値の世界を離れることができません」と、私たちの実際の姿を言い当てられました。その様な私たちに「私たちは如来の眼差しの中に自らを置くことはできるのではないでしょうか。如来の眼差しの中で、みずからを受け止め、他者と出遇っていくことはできるのではないでしょうか」と、「ありのままに」生きた人々から仏の智慧に依って生きてほしいと願われている存在であると、お話ししてくださりました。
お話のあと4班に分かれてグループトークを行いお話やテーマの事を中心に語り合い 最後に質疑応答の時間を設けて今年度の青年の集いを終了しました。
参加者からは「自分は仏教が難しい宗教だと思っていたが、わかりやすくお話をして頂き仏教に対する考えがかわりました。参加できてよかった」と感想を頂きました。今後どのような形で青年の集いを開催するかは未定でありますが、根気よく青年の集いを続けていきたいと考えています。
最後に講師の加来雄之先生をはじめご参加いただいた皆様、ご協力いただきました組内寺院の皆様に御礼を申し上げます。
報告者 八島佑也