寺属教化部門『秋安居』
寺属教化部門『秋安居』
日 時:2022年3月2日(水)・3日(木)14時〜17時30分
会 場:札幌別院大谷ホール
講 師:田代 俊孝 氏(2019年安居本講々者・仁愛大学学長・同朋大学名誉教授)
講 題: 「愚禿鈔」講讃 ―教相判釈と真宗開顕―
助言指導:小泉 元瑞 氏(瑞雲寺)・須磨 興人 氏(東興寺)・伊藤 智秀 氏(明徳寺)
内 容:講義(web併用)・座談
参 加 者:2日 執行部4名(内2名web)・部門員4名・助言指導2名・現地9名・web9名
計28名
3日 執行部4名(内2名web)・部門員4名・助言指導2名・現地6名・web11名・組長・副組長
計27名 26ヶ寺
秋安居が上記の日程で開催されました。講師の田代先生には当初札幌にお越しいただく予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け福井県仁愛大学よりwebによるリモートでの講義に変更されての開催となりました。
講義は「2019年安居講本」(『愚禿鈔』―教相判釈と真宗開顕―)(東本願寺出版)と田代先生の用意された「真宗学講義ノート」をテキストとして進められました。
初日は「愚禿鈔」の制作された時期を従来とは異なる側面よりお話しいただき、テキストに添ってその構成や宗祖の「末法を生きる凡夫」という御聖教に触れる視座について学ばせていただきました。
二日目には諸神諸仏は勿論のこと聖道の修行(定散二善)すらも念仏に帰する方便である、仮(二十願)とは真(十八願)によって知らされるのであり、宗祖はご自身を「仮偽の凡夫」としていただかれていたことを聞かせていただきました。
両日の座談では『愚禿鈔』を学んできた参加者は少なく、それぞれが講義内容に対する疑問や発見について話し合われました。
最後に講師の田代俊孝先生をはじめご参加いただいた皆様に御礼を申し上げます。
報告者 宮本尊文