石狩北地域 寺属学習会
2021年4月21日
石狩市永泉寺
「宗祖親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年」を考える
講師…吉田敦史氏(組内島松寺住職)
参加人数…15人(8ケ寺)
4月21日、石狩北地域研修会が開催されました。今回は新型コロナウイルス感染症予防の為、参加対象を寺属のみとし、吉田敦史氏(島松寺住職)に「宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年」を考えるというテーマで講義をいただきました。
石狩北地域の事前の話し合いでは、2023年にお迎えする慶讃法要を機縁として、宗祖親鸞聖人の御誕生や立教開宗の意義を確認したいという意見が挙がり、その旨を講師にお伝えしたところ、過去の真宗(宗門の機関紙)など多くの関係資料を用いて、宗祖ご誕生の意義を「御誕生800年の起こり」・「御誕生800年の願い」・「御誕生800年慶讃法要記念事業」の三点から御誕生800年を振り返りお話くださいました。
また、立教開宗については、宗祖親鸞聖人650回御遠忌の時に用いられた「紀念法要」という言葉について、「紀念とは、しっかりと記憶するという意味であり、私たちが立教開宗の意味をはっきりとしなければいけない」と教示されました。
宗祖の御誕生や立教開宗のことは、遠く本山の出来事ではなく、私たち一人一人が真実教をいただいていく、たずねていくという歩みが始まることが願われているのでないか、と締めくくられました。
この学習会を通して宗祖親鸞聖人ご誕生、立教開宗の意義を改めて確認させていただく時間となりました。
報告者…石狩北地域 光川眞順