2019年度真宗基礎講座Ⅰ 活動報告
開催日 11月30日(土)
参加人数 55人
参加寺院 14カ寺
講 師 綱遵寺ご住職渡邉浩伸氏
去る11月30日に綱遵寺ご住職渡邉浩伸氏を講師に迎え、札幌別院にて真宗基礎講座Ⅰが開催されました。
四組各寺院からご門徒55名が参加され、テーマ「親鸞聖人の歩み」を基に講義をいただきました。講師は親鸞聖人のご生涯を、講義の前半は誕生から法然上人との出会いまで、講義の後半は承元の法難から京都で亡くなられるまでを、丁寧に順を追って話してくださいました。
座談会では講義の前半を踏まえ、話し合いが進んだ。親鸞聖人が出家された頃は、京都の町中は飢饉で亡くなられた方で溢れかえっていた。だからこそ親鸞聖人は死を身近なものと感じ、出家の際には「明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌を詠まれ、日が明けるのを待たずに得度をされた。私たちもいつ死ぬかわからない毎日を過ごしているはずだが、本当に死を意識して生活を送っているだろうかという話題が出た。また親鸞聖人においての法然上人のように、私たちの日常生活の中でのよき人との出会いとはどういうものなのだろうかと尋ねる方もいた。受講生の皆様は真剣に講師の話を聞き、活発に座談では意見を出し合っていました。